「俺が思うにさ、『自分らしく』って言葉は、時間を忘れるほど楽しくて、自分の事も忘れるくらい好きな事をするって事だと思うんだよ」
時間も、自分の事も忘れるほどの事......。
確かに、楽しくて楽しくて、時間も何もかも頭から消えてて、何だか弾いてる時、あたし達3人だけの世界にいるみたいだった。
こういう事が、『自分らしく』ってことなのかな......。
「夏見さん、勉強していい進路に進む事は良い事だと思うとか......言ってたよな?」
そう尋ねられ、小さく頷く。
「でも、どんなに正しい道に進んでも、自分の好きな事を我慢して、自分を押しつぶしてやってたら、いつか後悔すると思うよ」
その言葉に、あたしは眼が覚めた様な思いがした。
『後悔』......。
今まであたしは後悔しない様に正しい道を歩いてきた。
だけど、それ自体が、いつか自分を後悔させる事だとしたら......。
時間も、自分の事も忘れるほどの事......。
確かに、楽しくて楽しくて、時間も何もかも頭から消えてて、何だか弾いてる時、あたし達3人だけの世界にいるみたいだった。
こういう事が、『自分らしく』ってことなのかな......。
「夏見さん、勉強していい進路に進む事は良い事だと思うとか......言ってたよな?」
そう尋ねられ、小さく頷く。
「でも、どんなに正しい道に進んでも、自分の好きな事を我慢して、自分を押しつぶしてやってたら、いつか後悔すると思うよ」
その言葉に、あたしは眼が覚めた様な思いがした。
『後悔』......。
今まであたしは後悔しない様に正しい道を歩いてきた。
だけど、それ自体が、いつか自分を後悔させる事だとしたら......。



