「全然怖くないよな?悠」
「うん、怖くない」
璃穏は二学期になってから、よく笑うようになっているので、地味で暗いイメージは薄れた。
「友希、白沢が怒ったところを見たことがあるか?」
「あるな・・・・・・」
弁当のおかずを奪おうとしたときにはいつもの優しい笑顔がなくなることを二人に教える。
「あったな、騒いでいたこと・・・・・・」
「でも、白沢君を含め、誰だっていい気分にならないよ」
「あれは・・・・・・怖かった・・・・・・」
そのときの記憶を思い出した友希は恐怖で手が小刻みに震えている。
「大騒ぎしていたよね。面白かった」
「俺は痛かったよ!」
たまに友希は璃穏のおかずを食べようとするので、璃穏は容赦なく、弁当箱の蓋で彼の指を挟む。
「見てみたいな、そのやりとり」
「面白半分に見るなよな、潤一!」
「そうだ、二学期からだよね?白沢君が弁当を持参するようになったの」
何か他に気づかれたのか、璃穏は内心ドキドキしている。
「学食に飽きたのか?白沢」
「そ、そうだね・・・・・・」
璃穏は視線を逸らしながら、適当に話を合わせた。
「うん、怖くない」
璃穏は二学期になってから、よく笑うようになっているので、地味で暗いイメージは薄れた。
「友希、白沢が怒ったところを見たことがあるか?」
「あるな・・・・・・」
弁当のおかずを奪おうとしたときにはいつもの優しい笑顔がなくなることを二人に教える。
「あったな、騒いでいたこと・・・・・・」
「でも、白沢君を含め、誰だっていい気分にならないよ」
「あれは・・・・・・怖かった・・・・・・」
そのときの記憶を思い出した友希は恐怖で手が小刻みに震えている。
「大騒ぎしていたよね。面白かった」
「俺は痛かったよ!」
たまに友希は璃穏のおかずを食べようとするので、璃穏は容赦なく、弁当箱の蓋で彼の指を挟む。
「見てみたいな、そのやりとり」
「面白半分に見るなよな、潤一!」
「そうだ、二学期からだよね?白沢君が弁当を持参するようになったの」
何か他に気づかれたのか、璃穏は内心ドキドキしている。
「学食に飽きたのか?白沢」
「そ、そうだね・・・・・・」
璃穏は視線を逸らしながら、適当に話を合わせた。

