「それをわざわざ買ってきたの?」
「欲しい飲み物があったから、買いに行ったんだ。そっちはついでだ」
テーブルの上に置いてあるものはアメリカンドッグとフランクフルト。
璃穏と育実で分けるように言った空夜はそのまま自分の部屋へ荷物を置きに行った。
「どっちがいい?」
「私はフランクフルトにする」
「はい」
育実がフランクフルトを食べたのは七、八年ぶりだった。
璃穏を見ると、アメリカンドッグを食べる前にお茶を飲んでいる。
「育ちゃんもお茶を飲む?」
「うん、飲む」
璃穏は育実がいつもどのグラスで飲み物を飲んでいるか、すでに把握済み。
お茶を飲みながら、育実はそんなことを考えていた。
「どうしたの?」
「な、何が?」
急に璃穏が育実を見たので、持っていたお茶を零しかけた。
「育ちゃん、さっきからじっと見ている」
「璃穏君、ここで生活することにかなり慣れたみたいだから」
「そうかな」
本人はあまり自覚がないようだった。
「欲しい飲み物があったから、買いに行ったんだ。そっちはついでだ」
テーブルの上に置いてあるものはアメリカンドッグとフランクフルト。
璃穏と育実で分けるように言った空夜はそのまま自分の部屋へ荷物を置きに行った。
「どっちがいい?」
「私はフランクフルトにする」
「はい」
育実がフランクフルトを食べたのは七、八年ぶりだった。
璃穏を見ると、アメリカンドッグを食べる前にお茶を飲んでいる。
「育ちゃんもお茶を飲む?」
「うん、飲む」
璃穏は育実がいつもどのグラスで飲み物を飲んでいるか、すでに把握済み。
お茶を飲みながら、育実はそんなことを考えていた。
「どうしたの?」
「な、何が?」
急に璃穏が育実を見たので、持っていたお茶を零しかけた。
「育ちゃん、さっきからじっと見ている」
「璃穏君、ここで生活することにかなり慣れたみたいだから」
「そうかな」
本人はあまり自覚がないようだった。

