ヒコーキ雲。


黎ちゃんはそのことを知ってる。

でも、無理に聞き出そうとはしないから
一緒にいて楽なの。


2-Cの教室につくと
あたしと黎ちゃんの席は前後だった。


「黎ちゃんが後ろでよかった…」
振り向きながらいうと
「やまさきとやましろじゃ前後に決まってんじゃん」
笑いながらあたしの頭をなでて、 ぼさぼさってまた笑う。


そのとき先生が入ってきて
号令をかけた。