部屋の扉を開けると、相変わらず晴樹はパソコンとにらめっこ。


その視界に入ろうとうろちょろしてみるも、全く気付く様子もなく。



「…Trick or Treat」


控えめに決まり文句を言う。



「あー、おかえり。」


だけど、返ってきたのは関係ない言葉で。


しかもパソコンから目を離さないというおまけ付き。



「晴樹のばかぁー…。」


ハロウィンなのに!吸血鬼なのに!もうすぐハロウィン終わっちゃうのに!