神の戯れ



 「変わり者だが、決して悪い奴ではない。桁外れた治癒の力を有する彼に、何かあったら頼ると良い。君ならきっと彼も拒む事は無いだろう」


 「…あぁ…心得ておく……」


双子の悪魔とじゃれあう天使。

その異様な光景を目にするレノリアはアスラの言葉に渋々頷き苦笑いを浮かべていた。




 「ハァ、少しはしゃぎ過ぎたみたい。疲れたわ」


急に吹いた冷えた風。

凍えそうなその冷たさに身震いするアスラ達の後方から聞こえた女性の声。

聞き覚えのあるその声に振り返ると、首筋の汗を拭いながら疲れた表情で此方に足を向けるフィノの姿があった。