煌めく切っ先が空を斬る。 幾度となく銃声は鳴り響き銃弾は木の幹にめり込んだ。 「くっ……」 途絶える事無く繰り出される攻撃を交わすアスラ。 前方からの攻撃を対処している隙に背後から襲う鋭い刃。 瞬時に反応し身を捻るが間に合わず、貫かれた脇腹から鮮血が舞う。 何とか傷つけず彼等を追い返す事を最優先に考えるが、溶けかけの雪に足をとられ身体が思うように動かない。 更に相手はこの雪山での戦闘に特化し得意とする者達。 この現状、どうみても分が悪い。