『こんにちは!俺の住んでるとこもあったかくなってきたよ。カレーか!いいな。俺カレーは中辛派だな。でも箸では絶対食べないよ(笑)』
学校帰りに友達と入ったカラオケで、わたしは目を丸くしながらその返信を読んだ。
さりげなく質問をスルーされた。
…ことは想定内だった。
彼は個人情報に繋がりそうな話題に関しては、徹底して受け流していたから。
そこじゃない。
時間だ。
曲待ちの間、なんとなしに開いた彼のブログ…。
この半年間、ブログの更新は必ず21:00以降だった。
狂うことなく1日の終わる頃に書かれる記事は、まるで彼が本当に語りかけてくれているようで、わたしの1日を締めくくる楽しみだったのに。
今はまだ、夕方。
日没前。
晩ごはんの準備だってきっとまだだろう。
わたしの入れた曲が流れる。
出だしが遅れてしまった。
…きっとなにか、あったんだ…。
その日のブログにはこう書かれていた。



