落ち葉を蹴って歩く美咲、出掛けた先で見た夕陽の美しさ、無くした片方の手袋に落ち込む美咲、感情の起伏が激しくなった美咲、初めて降った雪の日の寒さ、彼が美咲に贈ったクリスマスケーキ、カウントダウンして迎えた年明け、彼からわたし達への新年の挨拶、初日の出への願い事、初夢を忘れてしまったと嘆く美咲、氷のはった川の色、体調の悪い美咲、少しあたたかくなった3月。
たくさんの彼と美咲を見てきた。
彼は本当にいつもやさしかった。
誰よりも美咲を想い、何よりも美咲を最優先にしていた。
たった1人の人に、これだけ愛される美咲は、一体どんな人なんだろう。
彼の文面から察するに、心も身体も弱い人のようだけど。
美咲の患う病とは、一体なんなんだろう。
とても興味が湧いた。
なぜか聞く気にはならなかったけど。



