『こんばんは。はじめまして、チカといいます。ブログずっと読んでて、気になったのでコメントしました。はやく美咲さんと仲直りできるといいですね!これからも応援しています。』


何度も読み返して、打ち間違いがないか、失礼なことを書いてないか確認をして、やっとの思いでコメントを送信した。

残暑の続く9月のとある日の夜だった。


彼から返信をもらったのは、コメントをした日から3日後の、次のブログが更新された日だった。


彼のブログに自分の名前を見て、思わず持っていた携帯をベッドにぶん投げた。

深呼吸のあと、虐待を受けた携帯を拾い上げ、恐る恐る画面を見た。


『▼チカさん。はじめまして!将來です。コメントありがとうございます!気にしてもらえて嬉しいです。美咲とは無事仲直りできました。応援してくれて、本当にありがとうございました。』