「わざわざ餌になりにきてくれたのか?」

取り繕ったような笑顔でオオカミは言う。

「あなたがケガをしたと聞きました。それで手当てをしてあげようと思って」

「ウサギがオオカミを?敵を助けるのか?」

「関係ありません。苦しむ人を助けるのは当然だから」