「ねえ、楓」
「何?」
佑香が急に真顔になったから、私はつい顎を引いて構えてしまった。
「ごめんね。もうはっきり聞いちゃうけど、この結婚式に英輔いるけどどうなの?」
「何?どうなのって。どうもないよ」
正直痛いとこなので、声が上ずってしまう。
「ほら、動揺しているじゃない~。まあさ、近くで見てきたから楓の気持ちが分かるわけよ。あれから楓は避けてるみたいになっちゃったしさ。何か寂しいなって思っていたけど楓の気持ちも理解できたし。でも今日この会場で再会したら楓どうなのかな?って考えていたんだ」
そうだよね・・私も最近ずっと気になっていたことだよ。
英輔との再会は、私の失恋コンプレックスと向き合うことになる。
ずっとずーっと避けていたい機会だった。
「う~ん・・今、英輔への気持ちはないよ。さすがにね。でも、今日英輔も来るって聞いてずるいけど正直気が重かったんだ。本当に嫌な友情の終わりを作ってしまったしね。会いたくないなってため息ついていたよ」
本当にここ最近の悩みの種だったから。
親友だって言える位仲良かったのに、お互いが感じている感情は違って。
私が告白したことで崩れてしまった。そして、私が逃げて壊してしまった友情。
今更どんな顔して会えばいいのか分からない。
「そうか、やっぱり考えていたんだ。でもさ、もう10年も経っているし話してみてもいいんじゃない?昔みたいに今なら話せるかもよ?私はそんな楓と英輔が見たいな」
「うん、職場の先輩にも相談した時に同じこと言われた。そうだね、話すタイミングがあったらね」
私が答えると佑香がニッコリ笑った。
そこで挙式の時間になり、2人で大聖堂のようなチャペルに向かった。
「何?」
佑香が急に真顔になったから、私はつい顎を引いて構えてしまった。
「ごめんね。もうはっきり聞いちゃうけど、この結婚式に英輔いるけどどうなの?」
「何?どうなのって。どうもないよ」
正直痛いとこなので、声が上ずってしまう。
「ほら、動揺しているじゃない~。まあさ、近くで見てきたから楓の気持ちが分かるわけよ。あれから楓は避けてるみたいになっちゃったしさ。何か寂しいなって思っていたけど楓の気持ちも理解できたし。でも今日この会場で再会したら楓どうなのかな?って考えていたんだ」
そうだよね・・私も最近ずっと気になっていたことだよ。
英輔との再会は、私の失恋コンプレックスと向き合うことになる。
ずっとずーっと避けていたい機会だった。
「う~ん・・今、英輔への気持ちはないよ。さすがにね。でも、今日英輔も来るって聞いてずるいけど正直気が重かったんだ。本当に嫌な友情の終わりを作ってしまったしね。会いたくないなってため息ついていたよ」
本当にここ最近の悩みの種だったから。
親友だって言える位仲良かったのに、お互いが感じている感情は違って。
私が告白したことで崩れてしまった。そして、私が逃げて壊してしまった友情。
今更どんな顔して会えばいいのか分からない。
「そうか、やっぱり考えていたんだ。でもさ、もう10年も経っているし話してみてもいいんじゃない?昔みたいに今なら話せるかもよ?私はそんな楓と英輔が見たいな」
「うん、職場の先輩にも相談した時に同じこと言われた。そうだね、話すタイミングがあったらね」
私が答えると佑香がニッコリ笑った。
そこで挙式の時間になり、2人で大聖堂のようなチャペルに向かった。



