確かに余計なお世話であろう。 あたしは王子の家庭事情なんて昨日聞いたばかりだし。 でも… 天真爛漫で 人の話なんて聞いてなくて わがままで傲慢で 遥のことしか見えてない そんな王子でも立派な私の後輩であって 「友だち」でもある。 そう、もうほっておけない。 気が付くと、あたしは王子を睨み付けて大声を出していた。 「余計な口って何よ!!?」