高橋さんにお礼を言って、眼鏡屋に向かった。
買ってから1時間半が経過していて、出来上がり予定時間ピッタリ。
美容室からすぐ近くだった為、眼鏡を調節してそのまま掛けて店を出る。
…知的な正統派なイケメンが私の隣に並んでいる。
私が改造した男の子。
恋の、予感がしませんか?
人混みの中で、はぐれないように、必死に彼を追いかける。
彼は、一定の時間で私を確認するように振り返り微笑む。
夕陽に照らされる彼の顔が、あまりに格好良くて、クラクラしてしまった。
これは…もう…柊くんと恋するしかないでしょう。
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