初恋~君に捧げた季節~


どーやら二人の話し合いで決めるようだ



まぁはっきり言ってみんなどっちでもいいんだろう


前の和夏もそーっぽい
横の女の子と話してる


って!もー友達できたの?

ヤバイなー私遅れてるよー



でもまー和夏がいればいっかー




いや!でも、いつまでも和夏に頼ってたらダメだよね


やっぱり女の子の友達は自分で作ろう




あっ!学級委員決まったみたいだ




結局ジャンケンで凌君が勝ったらしい



凌君に“よろしくね"

とだけ言うと


“こちらこそ" っと爽やかスマイルで返してくれた



負けた翔はなんか悔しそうにしてこっちを見てる



まぁ後で慰めてあげようかな



ふと横を見ると凌君の目に目がいった




吸い込まれそうな綺麗な漆黒だ


何でだろう。見てたら目が離せなくなった



切れ長だけど二重の


大人っぽいけど少し子供っぽい彼の目




妙に惹きつけられてしまった