執務室に閉じこもっていたエレーヌの映像とイヴの悲しい顔の映像だった。

何があったのか思い出そうとすると、頭がズキズキと痛みだした。

「ゔっ!」

「エデン様っ!大丈夫ですか?」

「あ、ああ…。おいアセナ…。エレーヌはどこにいる。」

「エレーヌ様なら先程お帰りになられました。」

その言葉にエデンは驚く。

「なんだとっ!アセナ、エレーヌが怪しい。どんな手をつかってでもいいからエレーヌを捕まえて、城へ連れてこい。」

「はっ!」

アセナは跪き、返事をするとその場から消えた。