洗濯物干し場の庭から屋敷の中へと戻ろうと、歩いてたとき、泣いている声が聞こえた。

「…ふっ…くっ…うっ…いやだよっ!」

私は泣いている声がいる場所まで近づいていくと、そこには私と同い年くらいの二人の女の子がいた。

「私も…いやよっ…!あんなの!でも…私たちは奴隷なのっ!」

一人は泣き、もう一人は怒っているように見えたが、泣いている彼女を説得していた。

私はそばまで近づいた。

「あの…どうしたんですか…?」