数分後、牢屋に明かりが灯された。 かつかつと足音をたてながら兵士がくる。 「働く時間だ。早くここから出ろ。」 私たちが奴隷のせいか冷たい言葉で言う。 牢屋にいた女性たちは立ち上がり、次々と牢屋から出た。 驚くことに小さい子供も何人かいた。 そして、私も牢屋から出た。 灯りでわかったが、私は今白い薄汚く、所々破れた服を着ていた。 ここにつくまでこんな格好だったのか気になるが、思い出せない。 前にいる女性たちが階段を上る。