冷たい、ここはどこ?

重い瞼を開けると入ってくるのは光じゃなくて、暗闇の暗さだった。

私なんでここにいるの?
それになんでこんなに足が冷たいんだろう。

足を少し動かすと何かに縛られたように足が制御された。

これは…何?

ジャラジャラという足にまとわりついてるなにか

暗闇に慣れてきた目で足の方を見る

これは鎖?それじゃあ、縛られてるのは
手枷?

なんで?

周りを見てみると、そこには私と同じように鎖と手枷で縛られている女性がいっぱいいた。

こんなに多く…。ここはどこなの。

足に力を入れて立とうとすると、鎖と力が入らないためか倒れてしまった。

倒れた私を見るたくさんの女性の目。

そんな時、一人の女性が近寄ってきた。

「大丈夫かい?あなたは新しく入ってきた子だね。可哀想に。」

歳は30歳くらいだろうか。
そんな女性が私に手を差し出す。

「ほら、立てるかい?足元に気をつけて。」

私は女性に支えてもらい、立ってまた座ることができた。