イヴは目を見開く。

「まさか、あなた…!エデンに魔法をかけたのね!?エデンを操ってまで、エデンの心が手にはいるわけないわ!」

「うるさい!あなたに何がわかるのよ!確かにあなたはエデン様に愛されてたかもしれないわね。でも本当にエデン様とあなたの間にあったのは愛なの?」

「何を言っているの?私はエデンを愛してるわ!」

「それはどうかしら…。」

エレーヌがイヴの前を通り窓へと近寄り窓を開ける。

「ねぇ…。私にエデン様を頂戴?エデン様の婚約者という資格を頂戴?」

「嫌よ!」

エレーヌはイヴの言葉を聞き、窓の方へと身を乗り出す。

「そう。それなら、私はここで死ぬしかないわ。」

「な、何を…!やめて!!」

イヴも窓へと近寄り、エレーヌを止めようする。