イヴの目に入ったのはエデンと黒髪ボブのイヴと同い年くらいの少女がキスをしている光景だった。
「エデン…と…エレーヌさん…?どうして……?」
ショックを受けたイヴは足までもが震えて動けなくなってしまった。
「エ、エデン!」
そんなイヴがエデンを呼ぶ。
すると、キスを止め、イヴの方をチラリと見るエデン。
しかし、またエレーヌとのキスを始めた。
エレーヌもそんなイヴをみて口元をにやりと口角をあげた。
「……!!!」
イヴの目からは涙が溢れた。
そして、震える足をなんとか動かし、走って、執務室を出て行った。

