私はその音に驚き、すぐに目を開けた。
視界に入ったのは目を見開くラスフォールと
「…兵士さん?」
そう、あの兵士さんだった。
だけど、兵士さんの様子がおかしかった。
怒っているようなそんな気がした。
「貴様……イヴ…から離れろ…。今すぐに…」
いつもと様子の違う兵士さんは冷たくそう言う。
しかし、ラスフォールは私から退く様子はなかった。
「兵士の分際で俺に命令か?お前ただではすまないぞ。」
二人の男が睨み合いをする。
「それはこっちのセリフだ。ラスフォール。私を誰と心得る?」
「誰ってただの兵士だろ?」
すると、兵士さんは自分の顔の半分を隠していた鎧のヘルメットをとった。
それを見て私とラスフォールは目を丸くした。
彼の容姿があまりにも綺麗だったから。
黄金の瞳。
そして、何より驚いたのが、自分と同じ琥珀色の輝いた髪色だった。
私と同じ色…。
記憶をなくしてから外にでることは少なかったが、それでも自分の髪色は珍しいことはわかっていた。
買い物に行ったときも茶色い髪色を持つ人が多かった。
そして、目の前にいるラスフォールも少し赤がかかった茶色い髪色だ。
それにラスフォールは私と初めて会ったときに私のことを珍しい髪色の女と呼んでいた。
きっと私はこの土地の人間ではないんだろう。
それなら、私と同じ琥珀色の髪色をもつ兵士さんなら私がどこにいるべきか知ってるのかな…?
そう私が考えている頃ある一言で我にかえる。
「お前は…アダム…か!?」
ラスフォールがそう発する。
…アダム…?それが兵士さんの名前?
だけどなんか心がもやもやする…。
これはなに…?

