着いた所は修平さんの家で



私の腕をまた、思いきり引っ張って

片手で慣れた手つきで鍵を明け


『――っ』


ベットに押し倒した




――ブチッ

シャツのボタンが荒々しく開けられていく


『修、』


「黙れ」



彼の目が怖かった。



『ッ』


体を吸い尽くしていく




「お前さ、そうやってホイホイ他の男についてってんの?マジでないんだけど。」


『…』


「俺としか気持ちよくない癖に、きたねぇ女」



『ッ』


汚い…、女




確かに、修平さんが初めてではなかった


それなりに恋もしてそれなりの事もしていた



でも…


――この行為がこんなにつらくて、幸せだって思えたのは、修平さんが始めてだったのに




もう、辛い



終わりに、したい…



"もう終わりにしましょう"

その言葉が言いたくて、言えなくて




「なんで、泣くの」


『…ッ』



「何?早くシてくれって?うるせぇな」




いつも修平さんの前だと泣かなかった

こっそり一人で泣いてた




こんなに最低な人なのに

どうしてこんなに大好きなの――…



これ以上、涙を見ないで




『修平さんっ、だけが……気持ちいい、訳じゃない』

嘘をついた



「――っ」


視界が滲む中修平さんを見た


鬼のように顔を強張らせていた



『――!』


足を開かされ無理やり修平さんが入ってくる




意識が朦朧とする中

「――もう、終わりにしよう」

残酷な一言を



『っ…』



彼は残していった