それから、




"俺のオモチャ"




――完成




別に"好き"だとか感情はこれっぽっちもないけど



彩海と同じように喘いでくれた、同じようになってくれれば俺はそれで済むんだよ


俺は一度だけ、彩海じゃなくて胡桃を優先した事がある


それはオモチャが離れない為に予防であって、何の感情がない――



なあ、胡桃


お前は、武のオモチャになんの?




『…』


まあ、勝手にすれば―?



なんて、俺は優しいやつじゃねえ



俺だけの"オモチャ"は譲るつもりねーから



『(待ってろよ、武)』

隣にいる人以外の事を考え、俺は眠りについた





【side 修平 END】