『え、っと』



「えっと…? 俺ソファで寝るから胡桃はそこのベットで寝なよ」


『え…』



「俺はソファでも平気だから!な!」

そう言って私の腕を引っ張ってベットに座らせた


『…、』



「じゃあ電気消すよーおやすみ」


ピッと電気を消したから視界が暗くなる


『わわっ…』



「消すよって言ったじゃんー。まあ、おやすみ」


『…おやすみなさい』



彼の言葉に甘えてベットに寝っ転がる


これは――…

修平さんと同じ香水



修平さんと同じ匂いがする


だけど、汗とかその人自身の匂いで匂いは少し変わる

でも、心地良い匂いだった



「…胡桃、起きてる?」


『お、起きてます…』



「――アイツの事さ」


『っ』



「ゆっくりでいい、ゆっくりでいいから諦められるといいな」


『…、』



「胡桃だって駄目だって分かってるだろ…?」



『は、い』


分かってるよ…


駄目だって