~高宗視線~

「で、本当の恋人同士になった・・・と。」


放課後。屋上に集合し報告をした。

第一声が祥人の一言である。
腕を組み仁王立ちしながら呟いたのだ。

ちょっと恥ずかしいがそこはスルー。

「おめでとう!きょーちゃん!」


紗莉が満面の笑みで祝福をする。

本人の強子は俯いたまま動かない。

きっと、恥ずかしいのだろう。っと思うがそこは察しよう。