誰だろう・・・? すると 「ところでコレ、先輩ですか?」 !? 女子の声がした。 俺は振り向き屋上のドアを少し開けそっと覗き込んだ。 女子は股を少し開き堂々と立っていた。 その姿は凛々しく男前だった。 女子にしては少しガタイがよく肩幅が広い。 太ももからしたの脚は太く筋肉のラインがくっきり出でいた。 少し低めで鋭く刃のような声。 きっと、少し毒舌を吐けば普通の男子なら精神すらノックアウトされるだろう。 そんな声だった。 俺はそんな女子を知っている。 女子の名は・・・ 『最強』だ。