「はるかさん?京太の母ですけど」

電話をしてきたのは

京太のお母さんだった

「どうしたんですか?」

「そがね…京太が急に倒れたみたいで」

「京太が…倒れた…?」

「今、私たち病院に向かってる所

なんだけど、はるかさんも来れる?」

「すぐ行きます」

いつもは駅から降りて病院まで

タクシーで行ってるけど

タクシーを呼んでる時間なんかない

とにかく走った