「そうそう、桜ちゃんを見てね、モデル事務所の人が会いたいって言ってるんだけど」
「嫌です。」
「だよね、そう思って断っちゃった」
いい大人が舌をだしておどけないでいただきたい
別に良いんですけどね、本人の意思とか聞かないんですね。
「・・・ありがとうございます。」
モデルなんてとんでもない、社長が副業なんてだめよね
「桜ちゃん、もぐもぐ大福食べてるとこ悪いんだけど、あたしまだやらなきゃいけないことあるからこれで失礼するね?」
「はい、お疲れ様です。」
「うん、ほんとに今日はありがとう、とっても助かったわ」
そういってリオさんは、控え室を出て行った。
化粧も落としたし着替えたし、帰ろうかな
雅美さんに会おうか迷ったけど、さっき捻った右足が痛んできたので今日は帰ることにした。


