ステージを降りたらステージの上でのことなんて夢のようだった
というか、覚えていない
ステージ裏に戻るとさっきまであたしを貶していた子達は遠ざかっていた
・・・あたしなにかした?
「すごかったわーーーー」
むぎゅ
デジャブだこの柔らかさとこの息苦しさ
「り、リオさん苦しい」
「あぁごめんごめん、さぁて休む暇なんてないわよ、もう一度おめかししなきゃ」
そうでした、あたしもう一回あるんだった
体が持ちませーん
はい。リオさんにはかないません
あたしの腕を掴み引きずられる
「さー次はどんな風に化けてくれるのかしら」
そんな人を化け物みたいに言わないでくださいよ
反論する元気もなくなすがままリオさんにいじくられていました。
「次はドレスだから簡単ね、はい、ぱぱっと着替えちゃって!」
衣装を渡され試着室へ


