結局、銀ちゃん、もとい銀太がおごってくれた。
「じゃぁ桜ちゃんバイバイ」
店をでてリオさんは帰ってしまった
あたしも帰ろうかな
「・・・ありがとな」
「ん?銀太急にどうしたの?」
ぼそっと言ったみたいだけどしっかりあたしの耳には届いていた
「聞こえてたのかよ、いや、急な姉貴の頼み聞いてくれてありがとなって」
そう言って銀太はぷいっと顔をそらしてしまった。
耳赤い
「ふふ、どういたしまして、銀太お姉さんいい人ねそれに面白い」
「いや、うるさいぞ?」
「いいじゃない、あたし兄姉とかいないから羨ましいよ?それに、、、」
「・・・それに?」
「・・・銀ちゃんの意外な一面みれたし」
「っお前!!!その名で呼ぶなっていってんだろ!」
焦る銀太が面白い
「わかったわかった、ごめんね?帰りたいから送って?」
「っくそ、、わかったよ案内しろ」
それにしても楽しかったな、口ではああ言うけど大好きなんだろうな
言わなくても心が通じてる感じがする
兄姉ってそういうものなのかな
いつも心のどこかにいて無意識に支えられているそんな存在なんだろうな
「・・い・・おい!」
「んふぇ?」
「変な声出してんじゃねーよ、家どこだよ」
「変な声とは失礼ね、まあいいわそこの角を右に曲がってあのマンションよ」
気付ばもうマンションの近くにいた


