内容はわかった。
でもなんであたし?
「銀太なんであたしを連れて来たの?」
「俺もわかんねぇ、ただ何となくお前が頭に浮かんだから連れてきた。」
なによそれ、
大体あたしあまり公の場には出たくないのに
「リオさん、すみません、あたしあまり公の場には出たくないんですけど」
「大丈夫、顔はもちろん化粧で変わるし地元のだからメディアもまり来ないの、だから人助けだと思って引き受けて欲しいの、今、桜ちゃんを見た瞬間この子じゃなきゃってビビっときちゃった。
桜ちゃんお願い!!!」
深々頭を下げるリオさん
「えっ、ちょ、リオさん、頭上げてください」
「やだ、桜ちゃんが引き受けてくれるまで頭上げないわ」
それって、引き受けるしかないってことですよね?
駅の近くであるこのカフェは人も多い、さっきから顔だけイケメンの銀太が居るから視線を集めていたのに、さらに周りからの視線が痛い
穴あきそう、、、
「わかりました。受けます。」
「ほんとに!?ありがとう」
勢いよく頭を上げたリオさんの顔には満面の笑み
でも、これだけは守って貰わなきゃ
「ただし、」
「・・・ただし?」
「あたしが桜だってことがばれないぐらい完璧な化粧をしてください、それと名前は桜とは出さないでください、この条件をのんでくれなければ引き受けることはできません」
「わかったわ、あたしだって成功させたいもの完璧なものにする、桜ちゃんも安心して完璧に化かしてみせるから、あと、名前かえるなんてお安いご用よ、なににする?」
名前どうしよう
「考えてないなら、あたし決めちゃうわよ?」
なんと!お姉さん考えていたのですか
「桜ちゃんには2回でて貰うの、1回目は花魁の姿だから桜蛇遊(さくらだゆう)
2回目はドレスだから、華ちゃんどう?」
「えっと、いいですけどあたし2回もでるんですか?それに2回とも名前違って大丈夫なんですか?」


