「ふっはは、想いね、そうだなそれじゃ桜を傷つけるようなことがあれば俺はお前達から桜を奪うよ?」
「守ってみせます。俺たちには桜が必要なんです」
「んー合格かな、仁も苛めないの」
でてきたのはいつから居たかわからないけどそこにいたのは
理事長の竜樹だった
「ほら、もう暗いから玲慈君は桜さんを送ってあげなさい?仁はさっさと帰りなさい」
「へーい、んじゃまたな、桜」
「ば、ばいばい」
あっとゆうまに仁は自分のバイクに跨り行ってしまった。
相変わらずうるさいバイク音
「れ、玲慈?そろそろ離して?」
あたしは未だに玲慈の腕の中
「桜、あの人だれ?」
「仁?知り合い?」
「随分仲いいんだね」
えーっと
なんでそんなに不機嫌なの?
「鈍感桜、桜のせいだよ?」
「え?あたしなにも、、、」
「口に出してたし、俺が不機嫌なのは桜に隙がありすぎて心配なの」
「えー別に隙なんて」
「ある!!」
「はいはい、痴話喧嘩はやめてさっさと帰りなさい」
「ちょ竜樹!痴話喧嘩じゃない」
「理事長とも仲いいよね?」
「れ、玲慈?」
「はぁー」
でっかいため息
「桜のせい、この鈍感娘!」
お、怒られたー
玲慈はむすっとしたままあたしにヘルメットを付けて、自分で乗れるのにわざわざあたしを抱えて後ろに乗せてくれた
抵抗したけど無言の圧力でされるがままだった


