玲慈がいなくなった部屋 タバコを吸おうとベランダに向かう足が止まる あたしを包む匂いがあたしの足を止めた 部屋いっぱいに広がるカレーの匂い さっきまでいた玲慈のきつすぎない香水の匂い タバコ吸う気無くなっちゃった ご飯を注いでカレーを注ぐ 「いただきます」 --ぱく 「おいしい」 自分で作るカレーと人に作って貰うカレーってなんで味が変わるんだろう あっという間にたいらげてシャワーを浴びて ベッドへ 「疲れたー」 こうして大変な一日が過ぎましたとさ