私、今日から高校生になります!!




「、、、ん」




「あ、起きた?」




ん?なんで玲慈顔真っ黒なの?





「それ、顔じゃない頭」



「!!?」





気づくと玲慈におんぶされていた



「え?ご、ごめん降りるから」





「いいよ、もうすぐ着くし大人しくしてて」





確かにここはあたしのマンションの近く


「重いから下ろして」




「まぁ、確かに重いな」



「!?だ、だから下ろしてよ」




「嘘、なに焦ってんの?全然重くないし、ちゃんとご飯食べてる?」




「い、意地悪食べてるし」




「今日のご飯は?」





今日?
口に入れたのは朝のコーヒーとさっきの大福、、、。



「えっと、、、コーヒー」





「ねぇ桜知ってる?コーヒーは食べ物じゃなくて
飲み物だよ?」





言い聞かせるように言ってるのに
オーラが黒い



「お、怒ってる?」




「ん?どう見える」




角が見えまする。




「進路変更」




「えっ!?」




スーパーへ
さすがに買い物できないから下ろして貰った



玲慈が食材を買ってあたしのマンションに




その後は
カレーを作ってくれた




「暫くカレーは保つからちゃんとご飯炊きなよ?炊けるよね?」




「炊ける!」



ご飯ぐらい炊けるし




「じゃぁここに桜餅置いておくから後で食べなよ?」




桜餅?




「なんで?」




「雅美さんがくれた。ちゃんといつか話さなきゃね?桜俺もいるから逃げないで?」



「な、なによ、、、何も知らないくせに、、、」





「帰って!」



「さく」




「早く帰って!!」





ぐいぐい玄関まで玲慈の背中を押す
わかってる
これはただの八つ当たり
あたしが悪いのに




「わかった帰る、でもちゃんとご飯たべてね?せっかく作ったんだから
明日迎え来る、お休み」





あたしの行動に怒らず心配するなんて



「おやすみ、馬鹿玲慈」



--ガチャ




玲慈を追い出したドアの前にしゃがみ込む