割烹着姿の女性に案内されたのは和菓子屋の奥の座敷
「ごめんなさいね、桜ちゃん追いたいでしょうに」
「、、。」
わかってるなら引き留めないで欲しかった
「用件って?」
「そうね、単刀直入に聞くは、あの子は坂上桜ちゃん?」
「なんで、そんなことを聞くんですか?」
「私の名前は雅美、桜ちゃんとは古い知り合いかな?」
桜の知り合い?
でも訳ありだよな
この人も悲しい顔をする
「それで?何が聞きたいんですか?」
「あの子が帰ってきたのは竜樹くんから聞いてたは、会いに行きたっかったんだけど
怖くてね」
竜樹?
まさか理事長か?
理事長も不思議な人だ
桜を昔しから知っているような、、。
「桜とどういう関係なんですか?」
関係性が知りたくて尋ねると女の人は、悲しい顔をしながら話し始めた。
「桜ちゃんは私の弟と仲が良かったの、私たちには両親がいないの、私が10歳の時亡くなった、でもその時5歳の弟がいたのたった一人の家族だったわ、でも3年前この世を去った、桜ちゃんは弟ととても仲良しだったの、弟は不慮の事故で亡くなった、私は現実を受け止められなくて桜ちゃんに酷いことを言ってしまった。」
「今更謝りたいと?」
「そうね、謝りたいわずっと後悔してたのでも、お礼も言いたいの
あの子は弟の夢を叶えるためにこの街を出て、知り合いも誰もいない土地で夢を叶えたわ
それを知ったのはあの子が街を出て暫くしてから、竜樹君が教えてくれたの
でも竜樹君もその時は桜ちゃんとは連絡とれなくて何もできなかった」
桜はいったい何者なんだろう?


