--ガラガラ
「始めるぞー」
うだうだ考えてるうちにテストが始まった
(え?なにこれ簡単)
問題用紙には高校生の問題じゃないような
問題がたくさんならんでた
これ、一時間もいらない
10分で解き終わったあたしは机に突っ伏して寝た
五教科ともすごく簡単ですぐに解けて寝てしまった
なんかあたし
今日学校に眠りに来たみたい
「桜はさ今日ほぼ寝てたけど大丈夫?」
美鈴が心配そう
「大丈夫だと思うよ?」
「そう?なんか今回はちょっと難しかったみたいだね」
え?あれで?
まぁ一応社会人だし猛勉強してたし大丈夫だとは思うんだけど
「さくらちゃーん帰るよ」
あたしがぼーっとしてる間に
3人とも教室の入り口に立ってた
「銀太に会う?」
京介の提案で銀太がいる教室に向かった
「ほら、あそこで寝てる」
言われて教室を見ると
一番前で突っ伏してるやつが一人
そーっと耳元までいって
--ふぅー
息を吹きかけてあげた
「ビクッ!?
んだ!?」
飛び起きた銀太
「おはよう、帰ろう?」
てめぇなんて物騒なこといいながらぶつぶつ後ろをついてくる


