朝マンションの前に来るともう既に玲慈が来てた
「おはよう、おまたせ」
「はよ、大丈夫乗って」
もう慣れた玲慈のバイクの後ろに乗って学校へ行く
学校の駐車場に置いてクラスへ向かう
なんかみんな慌ただしく何かを覚えている
「玲慈、今日なんかあるの?」
「知らないの?今日テストだぞ?」
はぁあぁぁぁぁあ?
「ちょ、玲慈先にクラス行ってて、理事長んとこ行ってくる」
「は?おい!」
猛ダッシュで竜樹のとこへ
--バン
「!?」
「竜樹どういうこと?今日テストなの?」
「あれ?言ってませんでしたっけ?」
聞いてない
なんも勉強してないよー
「大丈夫ですよ、なんとかなりますさ
そろそろチャイムがなりますよ?クラスへ戻りましょうね桜さん」
うぅ
竜樹の鬼ぃ
とぼとぼクラスへ帰る
「あ、きたきた
桜どうしたの?」
隣の席の美鈴が不思議そうに見てる
「美鈴はさ今日テストって知ってた?」
「うん、って桜知らなかったの?」
こくんと頷く
「あらら、この学校のテストで5教科合計100点未満とったら一ヶ月間補修があるんだよだからみんな頑張ってるの」
え?
5教科で100未満?
それなら大丈夫かな?
「大丈夫この学校のテストめっちゃ優しいから」
優しいっていえるってことは美鈴には楽勝ってことだよね
銀太だったらたぶん100点未満なんだろうな
でも学校違うからなぁ
「銀太?学校一緒だよ?」
え?
「ってかあたし、、、」
「ばりばり心の声漏れてます。
銀太は3年だけど留年してるから年は上だけど、隣の隣のクラスだよ?」
全然気づかなかった。