「ちょっと待って姫さん」
ギャル女を庇うようにしてあたしの目の前に立つ2人
「真央さん、、、零さん」
ギャル女は座り込んでしまった
真剣なまなざしでさっきとは違う喋り方の真央
「姫さんが怒るのもわかります
でもこいつはあたい達の大事な仲間です。
ちゃんと言って聞かせるんで今回は見逃してください」
勢いよく頭を下げる2人
「ねぇ、ギャル女あんたの総長たちはこんなに頭下げてるけど、あんたたちはここにいたい?いらない集団にいたい?」
ギャル女は泣きながら言葉を発する
マスカラが落ちて顔は悲惨
「、、、ご、ごめんなさい
できるならここにいたいです。」
「じゃああたしにじゃなくて、必死に頭下げてる、真央と零。そして、巻き込んだ美鈴、あとここにいるみんなに謝ったら許す」
「え?いいんですか?」
顔をあげてあたしをみる2人
「あたしは、別に言いたいこと言ったしいい、ここにいるみんなが許したらいいよってこと」
ギャルを含めた約20人ぐらいは一斉に
「「「ごめんなさい」」
と頭を下げた。


