交わしながら一発で仕留めていく
唖然とする美鈴とギャル女
ついでに美鈴を拘束してる人も美鈴から引き離す
「あ、あんたたち!何してんのよ
あ、相手はたった一人じゃない」
パニックになギャル女
まぁただの女って思ってたならしょうがないかぁ
「ねぇ、ギャル女あんたはあたしに殴りかからないの?
周りばっか使って、
今あたしに殴られた人も可哀想よね、いいように使われて当の本人は手すら汚さない」
一歩づつギャル女との距離を近づけていく
「こ、これ以上来ないで!」
怯えちゃって
腰引けてますよー
「いい加減にしなさいよ?
確かに急に出てきたあたしにむかつくのもわかる
認めなくてもいいわ
ただ、
玲慈たちを慕ってるんなら言っちゃいけない言葉があるはずよ?」
「言っちゃいけない言葉?」
この子、脳みそまでマスカラ塗りたくってるのかしら
「ちっぽけないらない集団、はみ出しもんってことでしょ?あんたらは玲慈達の何を見てきたの?顔だけしか見て無いじゃない少なくともあたしは、あの笑顔に救われた。
あの雰囲気の中に居たいと思った
あいつらが守ってきたもんを壊すような人は梟にも獣王にもいらない
でていきなさい」
美鈴もギャル女も震え上がった
真っ暗な闇の中聞こえた桜の声は
いつもの声ではなく
背筋を凍らせるような冷たい声だったから
「ちょっとまって!」
ココにいるはずのない声が聞こえた
振り向くとさっきまでは居なかった
雷音、梟、獣王がいた
その中から2人こちらに向かって走ってくる人影
梟の総長と副総長だった


