暫くすると、倉庫が慌ただしくなってきた
いつの間にか玲慈達以外のチームの総長さん達で幹部室はいっぱいになった。
「じぁ、まずは自己紹介から始めようか」
一番に喋りだしたのは
黒い髪にめがねを掛けた人
あたしは玲慈と一緒に黒い皮のソファーに座っている
目の前には初めてみる4つの顔
「私たちは、雷音です。副総長の想といいます。隣にいるのが私たちの総長、康です。」
想の隣には丸坊主の男
「康は口べたなのですいません」
いやいや、口下手のレベル超えてませんか?
ただあたしを睨んでるだけじゃないですか?
「はーい、次はあたいたち獣王傘下唯一のレディース
梟だよー総長はあたい、真央よろしくなー」
白髪に近い金髪に毛先はピンクの女の子が梟の総長らしい
「わたしは、副総長の零といいます」
いけいけな総長とは対照的に
黒髪のめがねっ子が副総長なんだ
「桜です。よろしくおねがいします。」
座ってたソファーからたってお辞儀をする
顔を上げるとみんな驚いている
「玲慈さん、おもしろい人を姫にしましたね」
想が面白いおもちゃを見つけたような子供みたいな目をして玲慈に尋ねる
「だろ、俺らの姫だ、どんなことがあっても守れよ?」
「「「「はい!」」」」
ちゃんと玲慈総長なんだ
「ってあたしも守るよ?最初に玲慈達にも言ったけど、守られてるだけなんて嫌、あたしだってみんなを守って言ったでしょ?」
そうだったなって玲慈笑ってるけどあたし結構真剣に言ったんだけど、、、
「よっし、みんな着替えてお披露目だ!」
みんなっていっても着替えてないのは獣王の人たちだけだけどね


