私、今日から高校生になります!!




玲慈はあたしのマンションを知っていたから
道順を教えなくてもいつの間にかマンションの前に着いた



「なぁ、桜はさ雷龍のこと聞いてどう思った?」




「別に、少し無責任だと思うよ」



「そっか、でもそのお陰で俺たちはここまで来れた



俺たちが№1になれない理由聞きたい?」




すごく真剣
きっとこの話は獣王以外には話しちゃいけないんだと思う



「ねぇ、この話を聞いたとしてあたしはどうなるの?」





「、、、俺たちの姫になれ」




春の宵
生暖かい風が吹き抜ける




ここからあたしたちの物語が始まった。