竜樹たちと別れて元にいた町に着いた桜を待っていたのは、何か月かぶりに帰ってきた我が家
...ではなく、会社。
「社長ぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
泣きついていたのは、秘書
「どうしたの?」
「それが...」
なんでも、新商品がバカ売れしてこの会社だけじゃ取扱いが追い付かなくて、新しい会社を立ち上げる話が出ていたり、発注ミスもあってどうすればいいのかわからなかったところに、タイミングよくあたしが帰ってきた。というわけ
「話は、分かったわ。まずは、どこのなんの会社に発注ミスしたのか、どのくらいの損害が出るのか調べてデータにしなさい。あとは、あたしがいくから」
何か月ぶりかに、スーツに身を包む
やけにかっちりして、鏡に映る自分を見て笑ってしまう
...何日か前までは、高校の制服に包まれていたのに


