段ボールを開けると、さらに小さい箱がいくつも並べられていた、そして一枚の手紙が添えてあった
―――獣王、梟、雷音のみんなへ
これは、あたしからクリスマスプレゼントです。
いろいろ、騙していてごめんなさい
伝えたいことは沢山あるけど、うまく言葉にできなくて...
ただ。ありがとう、みんなと過ごせた日々は、とても楽しかったです。
三つ段ボールが届くと思うけど一つ一つに、箱にだれ宛か、書いてあるので受け取ってください
18歳の桜はここで消えます。
もし、次会うことがあるならば...いや。なんでもないわ。
いっぱい間違って、いっぱい勉強して胸張って頑張れる人になってください
ありがとう
...さようなら
追伸:クリスマスパーティー参加できなくてごめんなさい
――――坂上桜より


