明日は、玲慈に誘われていた倉庫でのクリスマス会、でもあたしが行くことはない 「いつ帰るんですか?」 「明日」 「そうですか」 もう、外は真っ暗 冷たい風が、窓をたたいている 「しばらくは、会社のことで忙しいと思う。でも落ち着いたら連絡するわ、そしたら今度は、会いに来てよね?」 少しおどけたようにいう桜に竜樹は、微笑んでうなずく 「えぇ。必ず」