「...さ.くら?」 あたしを見るみんなの目が、見開いている。 そりゃ特攻服着てたら驚くか。 「...黙っててごめんね」 切ない笑みを浮かべるしかできなかった。 「へへ。やっとお出ましか。雷龍の総長さんよぉ!!!」 「...覚悟は、いい?」 「こっちのセリフだ!いけ!」 あたしとしゅんが戦いを始めようとした瞬間、倉庫の入り口からは、竜樹と雷龍のみんなが入ってくるのが見えた。 「見せてあげる。本当の仲間ってやつを」