私、今日から高校生になります!!


「生きる喜び?ふざけるな!この世界は、憎しみであふれてる。どこに喜びを見つけるんだ?」




「...あなたの周りには、いなかったのね。どんな自分でも受け止めてくれる存在、愛してくれる存在が」





「ふざけるな!俺の周りには人があふれてる!今もこうしてお前たちより多人数がこの倉庫にはいるじゃねぇか!」







「...そうね。でもそれは、あなたが西川組の息子だから、権力があるから。違う?」






しゅんは、苦虫を噛み潰したような、顔をした。






「確かに人はいるは、でもあなた自身を見て付いてきてくれてるのかしら?自分の意志であなたのそばにいるのかしら?」






「...さい」






「分かり合えてるふりをしているだけの人の集まりじゃないの?」






「うるっさい!!!」






逆上してきたしゅんは、柳葉包丁を振り回して走ってきた。





--ヒラリッ



「そんな攻撃あたしには、当たらない」



--ドゴッ




軽くかわして鳩尾に蹴りをお見舞いする。




「--グハッ」