--玲慈side
桜が倉庫に来なくなってから、何日たったんだろ。
どこか、空っぽになってしまったかのように、倉庫には覇気が無くなった。
メールをしても、素っ気なく来る素振りすら見せない
「あーぁ。玲慈嫌われちゃったんじゃないの？」
--グサッ
「こら！鈴太！今、玲慈はナイーブなんだからそんな話題降らないの」
いやいや。
美鈴さん。何気に止めさしてるのあなたです。
「はーぁ。」
「玲慈うるさーい。さっきから何回目のため息？」
「...京介」
「はぁ。そんなに骨抜きにされちゃうとはね。桜ちゃんは偉大だ。」
「...。」
「ほんとに、桜ちゃんと居る時と違うよね。まぁいいけど。ここから真剣な話していい？」
「どうした？」
「うん。最近蛇龍と西川組が本格的に動いてる。近々襲うような脅迫文も来た。...そろそろ時期だよ？」
「...そうか。それじゃパトロールを強化する。あとは、いつでも連絡が回るようにしとけ」
「もちろんー。完璧だよ？」
