全て知ってる足取りで、奥の部屋まで歩き始める、理事長たち。
「理事長が雷龍だったんですね」
「ん?ただしくは雷龍の幹部だったかな?」
理事長が、幹部?
総長じゃない?
今、理事長から出てるオーラは、強すぎて下っ端たちは近寄ることができないのに、
これが、雷龍なのか?
「...着いた」
理事長のあとを付いて来て、着いた場所は、この倉庫の1番奥で誰も開けられない五つの扉の前だった。
「懐かしいですね。」
「そーだな」
「俺鍵無くした、と思って昨日めっちゃ探したんだよね」
圭介先生はやっぱり少し抜けてる感じがした。
3人が取り出したのは、鍵
それぞれが扉の前に立ち、鍵穴に差し込むとガチャと開く音がした。


