私、今日から高校生になります!!


ピアスの輝きが眩しすぎて、そっと箱にしまい机に戻す。




まだ、付けられない





--プルルプルル





あたしのカバンから、携帯音が聞こえる




「はい。」





「桜さん、竜樹です。明日倉庫に伺います。」





「わかった。あたしは、何食わぬ顔でそこにいるわよ?」








「構いません、それでは」








明日、来るんだ。




もうすぐだと、実感してしまった。





「...というか、明日どんな顔して、玲慈に会えばいいんだろう。」