ピアスの輝きが眩しすぎて、そっと箱にしまい机に戻す。 まだ、付けられない --プルルプルル あたしのカバンから、携帯音が聞こえる 「はい。」 「桜さん、竜樹です。明日倉庫に伺います。」 「わかった。あたしは、何食わぬ顔でそこにいるわよ?」 「構いません、それでは」 明日、来るんだ。 もうすぐだと、実感してしまった。 「...というか、明日どんな顔して、玲慈に会えばいいんだろう。」